余裕に逃げない

仕事では余裕でいること(余裕があること)が重要だと考えてきた。
上司に提出しなければならない資料を作るとして、これまでのぼくは提出期限の前日又は前々日には仕上げておき、やり直しをくらったとしても対応できるようにしていた。これは間違ってはいないだろうが、時間を観点に考察すると疑問が残る。それは余裕量と比例して時間もかけているのではないかということだ。時間をかければ誰だっていいものは作れる。でもそれでいいわけがない。

そこで試しに取りかかるスタートを遅らせ、余裕のない状態で仕事をしてみた。もちろん仕事の質を落とすことはせず、これまでと同じ水準は大前提中の大前提だ。これがやってみるとなかなか辛い。時間に追い込まれていやでも集中しなければならないし、ミスも許されないプレッシャーもある。時間の制約というものがこんなにもストレスに感じるとは思いもしなかった。

結果は裏腹なもので、これまでと同水準で仕事ができてしまった。100メートルを走り切った疲労感は残るが、短い時間で完了できたわけだ。そうか、余裕によって質は保てるがスピートは落ちるんだと勝手に理解した。

これまでの自分は無意識のうちに時間の制約から逃げていたのだと思う。でもそれではビジネスパーソンとしてダメだろう。短い時間の制約を作りストイックに取り組む。残業でカバーしようなんて愚の骨頂だ。

制約があるとそりゃあ焦る、追い込まれるほど頭はパンクしそうになる。負荷は確かに大きいが、リスクがあるからこそリターンがあるんだ。

短い時間で終わらせて早く帰ることに越したことはないだろう。