難しいとこも、難しい理由がわかれば少し安心

ぼくは難しい問題に直面したとき、なぜ難しく感じているか、その理由を考えるようにしています。それさえわかえれば、これからどこにポイントを置けばよいのかわかるじゃないですか。難しいと思う理由すらわからず暗闇をさまようことがいちばん恐いことだと思っています。

 

社労士試験では厚生年金保険法が鬼門と言われています。ぼくも経験したから分かりますが、それまでスムーズに勉強できていたのに年金という分野に足を踏み入れた途端、鉛をまとったかのうように歩みが鈍くなります。

年金が難所とされる理由はいくつかあります。年金という性質上、大盤振る舞いをしているとすぐに政府の財源は厳しくなります。だから年金の放出を抑制するためにあえなく改正をします。しかしながら、今日から法律改正をするから明日から65歳を迎える人の年金は減らします。だと、国民は納得しません。
仕方がないので「経過措置」が適用されます。簡単に言えば、法改正によって不利益が生じないように以前の法律を期間限定で並行させたり、特例を設けたりすることです。難しい理由のひとつはこの経過措置が積み重なることによる複雑化なのです。

年金には国民年金と厚生年金があります。会社に入ると厚生年金のみになると思っている方が多いようですが、それは間違いです。会社勤めをしている方は国民年金も厚生年金も負担をします。「二階建て」なんて言い方もしますが、一階に国民年金があり、二階に厚生年金があります。よって一階にある国民年金を熟知していなければ、その上にある厚生年金は無論理解できるわけがありません。だからまずは国民年金をしっかり勉強して土台を築く必要があるのです。

 複雑で難しい、でもこの背景さえわかっておけば、何をすべきはなんとなく分かりませんか。難しい理由に焦点をあてる。そうすればきっと突破口が見えてくるはずです。