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みえない強制力があったのではないか。

電通社員の過労死が労災認定されたことで連日メディアに取り上げられています。若干24歳の女性、その残業時間は月100時間を超えていたようです。それくらいの残業はふつう、という方もいるかもしれませんが、まだ社会に土地勘もない未熟な人間にとって長時間労働はぼくたちが感じるより何倍も長くつらく感じたはずです。その状態に追い打ちをかけるかのように上司からのパワハラ。女性はついに本当の地獄を見てしまったのではないでしょうか。

労基法で一番重い罪、それは「強制労働」です。

労働基準法第5条(強制労働の禁止)
使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。

労働においては必然的に労働者よりも使用者が強い立場となります。今回の事件、自殺に至る前に退職できなかったのか疑問が残ります。しかしその示すところは、上司による脅迫、会社としての監禁に近い圧力などみえない強制力がはたらいたとしかぼくには思えません。

 

SNSには50通を超える過労をうかがわせるメッセージが投稿されていたようです。その中にぼくの頭から離れない悲痛な叫びがあります。

「眠りたい以外の感情を失った」

こんなの悲しすぎるじゃないですか。